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ふくい建築賞2018

2018年11月26日 / 福井 事務所

この時期の恒例行事となってきた『ふくい建築賞』。今年は第5回目となります。
昨年から審査員となられた五十嵐准教授(福井工大)と西本講師(福井大)に加え、森俊偉名誉教授(金沢工大)が新しい審査委員長になられました。この賞は福井の建築文化を高める為に創設されたもので福井建築士会福井県建築士事務所協会日本建築家協会北陸支部福井地域会の3団体による主催となっています。当社もこの趣旨に賛同し、第2回目以外は毎回応募しております。

趣旨
建築は文化です。時と風雪に耐え永く残るすぐれた建築は、人々の活動とくらしを豊かにし、その風景は郷土愛を育みながら未来に繋がっていくものです。
そこで魅力ある福井の建築文化に貢献し、その技術の進歩と継承に寄与する人材育成を目的に、県内の優れた建築作品を「ふくい建築賞」として顕彰します。
また、その審査プロセスを公開することにより、多くの県民と共に「優れた建築とは何か」について考え、未来の郷土づくりに向けて歩んで行きたいと思います。


今回、応募したのは一般建築部門『ヒュッテナナナ』と住宅部門『恐神の住居』の2つ。

3人の審査員の得点をもとに決まるのですが、
一般部門は、次点の『福井市中央公園ビジターセンター御座所』とは1点差で最優秀。
住宅部門は、最優秀の『ぶんきょうのいえ』とは1点差で優秀賞。

残念ながら、最優秀賞とはなりませんでしたが、審査員の方々に頂いた批評・評価は大変、嬉しいものであり、この審査の時間を施主や施工の方々、他の参加者と過ごすのは大変有意義であり楽しい時間でもありました。
2つの建築に対して特に意識していたのは、恣意的なデザインを行わず、物事を素直に組立てること。そして、その施主だからこその回答と、取巻く環境に対しての最適な回答を提供すること。その点は特に評価して頂けたものだと思います。

また、来年も頑張ります!
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レポートは、公家顔の施主御二人に挟まれた土着顔の まるやま でした。