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越前町 厨

2015年10月21日 / 福井 日常

先日越前町の厨(くりや)というところに古民家の改修の為現調に伺いました。

厨は日本海沿岸に位置する港町です。
日本海・港と言えば、カニ。まだ少し早いですが、解禁になるとカニでとても賑わいます。
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さらには温泉が湧き出ているので、料理旅館がとても多いエリアです。
最近では、越前海岸水100%の塩「越前塩」を作られてる方などもいらっしゃいます。

町並みは細い路地が多く、歩いているといろんな発見・楽しみがあります。
カニが有名なだけに、マンホールもカニ。
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建物の現調をしていると、見慣れない配管。厨地区は各家庭に温泉配管が渡っているらしい。
温泉好きにとっては羨ましいこと。
調べてみると。越前町温泉条例に記されています。一般家庭で加入金60000円、月2500円(厨地区)みたいです。
こういう地域性を活かした、建物の新たな活用方法(リノベーション)も考えてみたいものです。
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地域性として、海岸沿いは海の塩が建物に影響したり、風が強かったりと地域性が建物に影響する要因は大きいです。反対に海岸沿いは雪がそこまで積らないといった要因もあったりします。
今後、今ある建物を壊すのではなく、活用していく事例はますます増えてくる時代。地域性を読み取り、活かすことはますます重要な要因になってくると思います。

現調後には食事
やはり海鮮が美味です。地カレイの唐揚げに刺身盛り合わせ。
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ぜひ、厨に探検にいらしてみてください。

まえだ