タビスル文庫 と まちづくり
2月10日の座・タイムリー福井にてタビスル文庫を紹介して頂きました。
私もプロジェクトの事務局メンバーで、立上げから企画・運営まで関わっています。
タビスル文庫は、福井県内外にある様々な施設・お店・グループと連携をとりながら家に眠っている本、裁断される本の有効利用を通して、人・文化の交流を図ることを目的としています。
2013年1月18日にスタートしたところ、反響もよく、本の提供や文庫宿の登録が相次ぎ、現在は文庫宿が20あまりに増え、県外にもできつつあります。このプロジェクトを一つのキッカケとして、人や地域の交流が深まっていくことを期待しています。
今、アベノミクスで経済が上向きになりつつあるようですが、この数年で間近に突きつけられた社会の色々な問題は深刻であり、好景気で解決されるものではありません。そのような社会状況を少しでも潤していくことが出来たらと本業の建築の設計とあわせて、まちづくりの活動をしています。
昨年も、空ビルの再生活用を様々な職種の人達とのチームで取組みました。
残念ながら、そのプロジェクトには今までの都会の経済流儀に基づいた計画が採用されてしまい、私達の提案は採用されませんでした。ですが、そこで目指したことは地方が抱える様々な諸問題に対して、解決のキッカケとなる一つだと考えています。
今後も社会的事業や空きビル・古民家の再生などに建築の設計、まちづくりの両面から関わっていきます。福井・社会を次代へとつなげていく為に。
2/18追記
先日、友人に言われました。
「建築家は家をつくって、街をつくって、コミュニティをつくるのが仕事だ」
ものすごく嬉しい言葉です。