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講演会へ。 そして、講評会へ。

2010年2月23日 / 建築

2月20日(土)は福井大学の学生(SAK)が主催した講演会。

武井誠+鍋島千恵/TNA 
「関係性の凝縮と単純な形態」    へ。

敷地や施主をとりまくあらゆる関係性を整理する中で、
莫大な可能性の中から、一つの解決ツールを探し出し、
そのツールを拠り所にスタディを重ねる。
その結果、単純な形態が、凝縮された関係性を成立させている。
その明快さ、空間の割切りの良さ(スタディはかなりネチッこくやっていそう。当事務所もネチネチですが...。)に感嘆。

地方で建築の設計をしている自分の立ち位置を、改めて確認。
これからも質の良いものをつくり出していきたい。

TNAの御二人、SAKの学生に感謝。


そして、27日(土)は福井大学卒業設計の学生主催の講評会。

審査委員には全国区で活躍されている建築家、長田直之氏(福大生や私の大先輩)。
そして、実は私も審査委員として呼ばれております。
福井に来てからは、ナカナカ建築議論をすることもなく、
日々、職人さんと議論することの多かった私ですが、
昨今の学生の建築潮流を下調べして、講評会に挑みたいと思います。

講評会でも、プロポでも、コンペでも、そうなのだけど、
実は、提案者が審査員に評価されるだけではなく、審査員も評価される。
提案者だけではなく、それを取巻く社会から「何故、この案が選ばれたのか?」
ということに対して評価される。
ある意味、提案者以上に審査員の資質が問われる。

ちょっと緊張...。