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車庫&カーポート

2009年5月 1日 / 部位

今までの新築物件のほとんどにおいて、2台分の車庫をビルドインもしくは併設しています。

天候の悪い日が多い福井においては、ほぼ必須。車庫をつくることは利便性の向上に繋がります。雨にぬれずに出入りしたり、車をどかして作業場としたり...。

よく街で見かけるアルミ製のカーポート。2台収容のもので工事費込みで100万円以上します。恐神ハウスの車庫は作業場付で約150万円(住宅の工事と同時なので、コンクリート打設のポンプ車や建方の諸費用分が安くなっていますが)。またビルドインのものは車庫分だけでは100万円を切ります。

そして、大きいのが建物との調和・調整を図ること。玄関に行くまでにカーポートの中を通ったり、住宅の窓にカーポートの庇が被っていたりは避けたい。そして、住宅と一体感のあるデザインとすることで調和を図ります。何となく似ているけど、色・カタチも様々なカーポートが並ぶより、1つ1つの住宅にあった車庫が並ぶことで、街並は格段に美しくなります。

恐神車庫.JPG

三十八社S邸では敷地と道路の高低差を生かしています。
ポーラエステinひのででは建蔽率やスペースの関係で車全体に屋根をかけることはできていませんが、実用においては有効だそうです。
深谷町N邸では、2方向に出口のある車庫を設けることで、住宅部分とのボリュームを調整しています。
針原T邸では、L型に配置することで外からの緩衝地帯としています。
神領Y邸は2階バルコニーと兼ねて。
そして、現在計画中のプロジェクトも...。

そんな理由で、資金的な面により後工事となっても良いので、新築時に車庫の計画もした方が良いですよ。そこに「住む」ということは環境をつくることですから、是非、綿密に...。