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2009年4月18日 / 和田中h邸

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うーん。ここまで実施設計をつめるのに一冬かかってしまった。
構造事務所の和田さんは、在来木造なだけに余計に手間が掛かったよう。当事務所設計の住宅は全てが在来工法であるが、和田さんと当事務所との間で、アーできないか、コーできないかとの遣り取りが、いつもより多かった。しかし、その甲斐があり、良い解決方法を見つけることが出来ている。その例として、LDKが5m x 10mの空間となる為、その周囲に大きな負担がかかる。その為、在来工法ではあるが金物工法の金物を適宜用いている。そして、2階の2方向へのはね出しを薄い庇の中で実現している。この仕組みは単純なんだけど、その方法を見つけるまでには少々長めの路程が必要であった。

クレテックやSE工法等の金物工法は信頼性も高く、現場も速い。在来工法となると様々な箇所で神経を使うことになる。しかし、現時点での金物工法では出来ない形状が可能となる。そして、一般的な工務店では、在来工法の方がコストが掛からない。山口工芸ハコアを施工した松栄建設さんの場合は、SR工法というオリジナルの金物工法を得意としていたので、規模と用途が施工とコストにフィットしていた。

今から見積...。一番、胃が痛くなる時期です。