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ウルシバラハウス

大規模な区画整理を行っている福井市森田地区。もとは田園が広がっていた場所での再開発。将来的な街の姿が見え難い中、将来像として確保されているのは南東方向の大きめな公園(現在は用水路の地中化の為の工事建屋)と、南側道路を挟んだ位置にできる用水路沿いの並木道だけでした。

依頼内容

望まれたのはホテルのような空間。敷地は比較的交通量の多い道路が南にある角地のため、プライバシーの確保が必要でした。

アイデア

1階レベルでは視線を制御し、2階レベルでは公園方向へ視線が抜けるように外周の壁の高さを設定。眺望を活かすためにリビングを2階に設け、中庭に守られたダイニング・キッチンを1階とし、階段を絡めた吹抜でつながりを持つ立体的なパブリックスペースとしています。また、70坪弱の敷地内に2台の駐車場を確保しながら中庭を設けました。

価値

立体的な生活空間と多様な外部との関係性により、住宅街にありながら周囲に気兼ねのない生活を実現。軒先の薄い中庭から見上げた空の深さを感じることができます。