日本遺産にもなった北前船の寄港地ネットワーク。北前船を代表する船主の右近家・中村家がある南越前町河野を盛上げるためにつくられた、その物語性と現代のニーズを融合した商品です。当社は商品の企画やネーミング、プロデュースを担当。
2018 年 3 月に商標登録。
イラスト:編集室・ふたこぶ
南越前町河野に残る北前船の歴史遺産。その資源を活用した商品開発をカメイ珈琲店の竹森氏(北前船船頭の子孫)との共同開発。
日本で珈琲の輸入が始まったのが1858年。翌年には北前船の寄港地でもある函館でも貿易開始。この江戸末期~明治初期は珈琲が日本に広まるのと北前船が最も隆盛した時期と重なる。商品の企画・開発は2015年。まちづくりの一環として空想をもとにつくられたものであったが、後に地元の右近恵氏(金相寺住職)が積荷台帳に「珈琲」の記載があることを発見し、よりストーリーが現実味をおびている。また、エチオピアなどでも珈琲に塩を入れて飲む風習があり、その飲み方は世界の一部で楽しまれている。
歴史遺産を読み解き、ストーリー性のある珈琲を開発。独自性のある差異によって商品価値を高めます。
現在、カメイ珈琲や LULL(三国)、詰所三國(三国)で提供・販売。今後は日本遺産となった北前船寄港地ネットワーク等を活かし、北前船ゆかりの地での珈琲店やレストラン、パン屋、旅館等、エリアの中でも感度の高いショップでの取扱い・販売を進める予定。