築後二十数年経つ、田舎の風景とは馴染みの薄いメーカー住宅。池田町で働く女性と地域をつなぐためのシェアハウスとして生まれ変わりました。
前の家主である老夫婦は、高齢になり街で暮らす息子家族と一緒に余生を過ごすことを選択。新しい家主は町内の資源を活用した事業を行っている3セクの会社。この住宅を次の時代につなぐものとして整備。
現場を訪れた時、山や川、田に挟まれた場所に建っていたのは郊外でよくみかける、敷地の環境を活かしていない住宅。縁側を廻らすことで恵まれた外部環境を享受できるようにしました。
増築した下屋によって日常の生活の拡張をはかりつつ、近隣の人や池田を通じてつながる人々の交流拠点として『縁』が活用されています。