「林の中に住む。」見学会
この住宅が完成して1年半。
某行政建築系職員の勉強会グループから依頼があり、8日に見学会を行いました。
今回の参加者は、そのグループの他にも、福井市の古民家で運営しているgallery AXIS 6917の御二人などで総勢15名ほど。
見学をされた方からよく言われるのが、もっと「林」の中にあるのかと思ったと...。
そうなんです。実は、敷地は平野部の古い集落の中にあって、もとは畑だった場所です。しかしながら、周囲の隣家には垣根が張り巡らされ、その間にある生活道路はほとんど人通りが無いために開放的な設えが可能となっています。そして、施主御家族が自らの成長とともに、周囲に木々を増やし、「林(木を植えていくことが語源)」を育てていくという意思こそが「林の中に住む。」という言葉なのです。
しかも、庭師の小原さんは施主の同級生という間柄。長い付合いの中でステキな「林」をつくってくれるでしょう。
しかしながら、冬は落葉してしまうのでチョット寂しい雰囲気ですね。雪が積もっていたら、もっとイイ雰囲気になるんだけどなあ...。今年は、本当に雪が少なかった。
若州一滴文庫の杉左近さんと 施主さんが談笑しています。