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瑞源寺

2009年6月20日 / 建築 見学

今日は瑞源寺を見学。
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瑞源寺は福井藩松平家の菩提寺のひとつ。もともと福井城本丸に御小座敷として建てられたものを1860年に移築して本堂としたもの...とのこと。
今回の修復工事の設計は国京克己先生。国京先生との御付合いは2003年、私が福井に来て間もない頃。素敵な住宅を見つけた所、その設計者が国京先生でした。

さて、瑞源寺はもともと殿様の住まいとして建てられたものだから、よく目にする寺の佇まいとは大きく異なり、柱が細く、空間が小さく個割されています。意外なほど質素な空間に、丁寧な姿勢で修復がなされたことを感じることができました。このような修復はサナガラ推理小説のよう。少ない文献と、柱の刻み等から様々な可能性を論拠建てて設計されています。一般的な建築物とは別のワクワク感がありそう。


渋い屋根。コケが生している。

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シャク谷石採石場跡。奥からムチャクチャ冷たいい風が流れていた。

20090620-4.JPG       大海嘯にのみこまれる家。


午後はh邸の工事契約。
今回の施工は武生の会社 サンウッド さん。
いよいよ始まります。