WORKS

ヒュッテナナナ

Web制作会社である㈱デザイン・インプルーブメントの社屋。 敷地は10x60m、両端部が道路という特異な形状をしています。 ここでは社業であるインターネットの世界がコーディングによって生成されるように、建築において『コード』となりうるもの。意匠と構造が同時に成立し、ディテールさえも自動生成されるようなものを見つけだそうとしました。
また、戦後、『職』と『住』を分断し集中させることで飛躍的な発展を遂げた高度成長期。そして人口減少、少子高齢社会を迎えた現在と未来において、職の『オフィス』としての機能だけではなく、住の『セカンドハウス』としの機能をもつことが、家族の日常や地域に豊かな彩をもたらす方法のひとつとなり得たのではないでしょうか。

依頼内容

要望があったのは事務所として必要なスペックのみ。カタチなどに対しての要望はありませんでした。
この地域は施主が生まれ育ち、大変思い入れのある場所。そこに仕事場を持つことの意義を大切に考え、日々の中、地域とのあいだに豊かな関係を築き、家族に職住近接以上のものをもたらすことを目指しました。

アイデア

素材や表現、技術が多様化した現代建築のなか、WEBの世界を成立させている「コーディング」のように、必要なものだけを整理して積み上げていくことによって現われたもの。そんな建築をつくることができないかと考えました。建築の骨格となる架構は両端の片ブレースにより耐震壁と片持構造をつくりだし、特殊な接合金物(ホームコネクター)で剛接化した棟部によって成立した妻面のフレームを2つのピッチで構成。
そして、産業廃棄物となるものは基礎のコンクリートのみ。その他は木、鉄、ガラス、発泡スチロールで出来ており、すべてがエコな素材として扱うことができます。これは、WEBの世界のバグと考え方が通じるのではないかと考えています。

価値

この建築で獲得したのは職住の融合。オフィス機能だけではなくセカンドハウスとしての役割も持ち、施主家族の日常や地域社会に彩をもたらしています。これは、少子高齢社会となった日本の、働き方や地域社会の維持の仕方の一つの回答だと考えています。







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