えるふぷらざ(2010 秋 No.77)に掲載されている、
恐神(おそがみ)ハウスの写真。
素敵です...。

えるふぷらざ(2010 秋 No.77)に掲載されている、
恐神(おそがみ)ハウスの写真。
素敵です...。

13日の日曜日は恐神ハウスで取材。
出会いから、様々な出来事・打合せ・提案を経ての完成。そして完成後の様子など...。
他のプロジェクトもそうなんだけど、
F御家族という 施主 と、この環境があってこそ出来た家です。
9月頃、発行予定だそうです。
この晴れ間を狙い、黒とライトグレーの紙で、煙突の色と葺き方を施主と確認しました。
さて、どちらになったでしょうか...。
この建物の場合は、敷地いっぱいいっぱいに建てようとした結果、
曲がり角のスミ切で、このカタチに...。
さしずめ、「交通安全シャセン」とでも呼びましょうか。
やはり、カッコつけじゃないカタチはカッコいい...。
カタチありきでつくられたモノより、理由(ワケ)ありでつくられたカタチの方が素直で、共感が持てる。
恐神ハウスのカタチは「理由あり」です。
今回、現場に入ってから煙突の形状を変えた為、仕上げをどうするか非常に悩んでいます。
アスファルトシングルは曲げた所が割れやすいようだし(メーカーはOKというが、現場サイドはNGとのこと)、タイルやレンガは雰囲気良いけどコストがかかるし、サイディングは...。
そこで、ガルバリウム鋼板の平葺でいこうと思うけど、色をどうするか...。
ということで、サンプルを用意してきました。
ペーパージャックに行ったら、黒がなくて、ライトグレーの紙だけ購入。
問屋団地には板金屋さんもあるので、そこで黒のガルバを購入(さすがに量が多かったので、無料とはいかず...。)
で、途中まで貼ってみたけれど、足場が悪く、ここで断念。背負うモンがありますから...。
来週、再チャレンジして、施主と相談します。
ゆっくりと着実に進んでいます。
1/30の模型で検討してあるので空間を把握してはありますが、
実物で体感するとかなり良い空間。
天井の勾配とスミ切(この形状は恣意的ではなく、とある理由があるけど、その理由は後日...。)が効いており、大きな空間と大きな窓によって開放的ながらも、安心できる包まれ感があります。
1月末に完成予定です。
見学されたい方いらっしゃいましたら、メールをお送り下さい。
今日は換気棟の施工を確認。
当事務所でよく行う、屋根の2重構造。その間を通気層として、夏の遮熱、冬の結露防止を図ります。こんな具合に通気材を設置。通気層の透湿防水シートには地元企業セーレンさんのラミテクトサーモを使用。
デザインとはミテクレだけを考えるのではなく、このような機能をつくることもデザインなのです。
今日の午前は恐神ハウスの打合せ。
「見ザル・言わザル・聞かザル」の3匹にも昨日からの雪が残っている。
現場には名津井建設さんのお客さんも見学に来たけど、イマイチ、ピンとこない様子。まあ、恐神ハウスの施主Fさん御家族の為のモノであって、展示場のように一般解としてのものではないから...。と、自分を納得させる。
午後からは農地・水・環境保全会という組織の会合。
そして、「ゆうさや」で忘年会。
構造用合板も貼られ、サッシも付き、だいぶサマになってきた。
今回の構造用合板は住友林業クレストのヒノキ合板3x9版を使っています。
3x6は他社でもあったけど、3x9はたぶんココの会社だけしか扱っていない...。
内部結露を考え、あまり合板を使用しないようにしていたけど、今回は躯体アラワシなので使用しています。
恐神は川と山に挟まれた集落。
もともとあった風景の中に、そっと置いたような建築をつくりたいと考えています。
今日は恐神ハウスの構造検査。
神奈川から和田譜生構造設計事務所の和田さんが来てくれました。在来木造をシッカリできる構造事務所はあまり多くはありません。和田さんは山崎亨構造設計事務所(当事務所の今までの木造プロジェクトの構造設計を全てして頂いてます)から独立しました。また、福井市出身の川口衛先生の生徒&元スタッフでもあります。
和田さんは、昨年竣工した九隆庵に続いて2度目の福井。メガネの奥にある鋭い眼光で今日も検査をしていきました。
その後、フェニックスプラザ前の茜屋で別プロジェクトの打合せ。ここのダッチコーヒーはカナリおいしいです(ダッチコーヒーはココでしか飲んだことありませんが...しかも2回だけ)。あまみがあります。あと、自分が好きなのは蜂蜜&ミルク入りコーヒー。自分でたまにつくるのですが、福井では、サルサと福井新聞1Fの喫茶店にあります。この黄金のトッピングによるコーヒーはエルドラド級です。
「夜景」と同じ面からみた模型。スケールは1/30。
いつも模型はスタディ・基本設計は1/100。実施設計は1/50~1/30。
図面やパースでは立体感を把握するのが難しいので、やはり模型は必要です。
クライアントへの説明。施工者への説明。そして、設計者としての確認作業に使います。
どんなに良いプランでも、どんなにカッコイイ立面でも、模型にしてダメだったらその案はダメかなと...。今までも、かなりの数がそうして日の目をみることなく闇の彼方に...。
だって、最終的に立体のものが出来上がるんですから。
模型製作:久永雅幸 君 (福井大学)

自分で言うのも何なんですが、かなり美しい構造体です。
構造設計事務所とア~でもないコ~でもないと打合せを重ねることで、ムダが無く、整理された構造体となります。今回は室内側の屋根架構は隠してしまいますが、2.3mの妻側のダイナミックな片持ちと室内側の壁面は構造体がアラワシとなります。壁のアラワシは初めてなのですが、色々と気を廻さないとミスってしまいそうです。

いよいよはじまった恐神ハウス。
設計期間中に外的要因により様々な制約がでてきたけど、
その制約をうまく活かしたデザインとなり、面白いカタチとなりました。
奇抜なものではなく、普遍的な形態に固有性を付与させることで、
田園風景に馴染むのを期待してます。
自分の設計における信条は、依頼主の中に答えを見つけることです。
カタチにおける「丸山設計の独自性」はない方がよく、
個々のプロジェクトの独自性をもってしてカタチをうみだすことが、大事だと考えています。