福井県の事業「ふくい若者チャレンジ応援プロジェクト」の中のひとつ、『若者が創るこれからの福井』ワークショップ。studio-L 醍醐孝典 講師のもとに、5人のアドバイザーのひとりとして参加しました。

私が担当したのは、空き家問題と地域の活性化を結ぶ事業で、地域にコンシェルジュを育成していくプランのグループ。事業の構想も素晴らしいのですが、チームワークもまた素晴らしく、メンバーが皆、主体的に動きながらもバラバラにならずにまとめきった、素晴らしい『若者』たちでした。

今後、彼らの活躍と、このプランが推進していくのを楽しみにしています!

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ニュアージュの歓喜

2013年12月11日

先日、とある方への御土産を買いに三国のニュアージュさんへ。
買ったのは、福井の若手ステキナ書家、西山有紀さんが揮毫した水羊羹。

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その字面だけで、食べたい気持ちがフツフツ。
実際、食してみるといつもの水羊羹より和を感じる。
素材を活かした優しく柔らかい味でした。

初めてお会いした店主の出蔵さんと色々なお話を。
デザインや新しい商品開発。それぞれの仕事のスタンスなどなど。
楽しく、素敵な時間を過ごさせて頂きました。

そして、以前、我が家の子供たちに訪れた「メリメロの悲劇」
出蔵さんが悲しんで下さり、子供たちにドーナツをプレゼント。

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※やはり、末っ子は「悲劇」を覚えていませんでした...。

出蔵さん、ありがとうございました!!

福井のフリーペーパーの雄。
"ふぁみーる"にてタビスル文庫の特集記事が掲載されています。

タビスル文庫が始まって10ヶ月。
今では文庫宿も40軒ほどに増えております。
そして、このシステムを軸に色々な出会いなどがあり、
実行委員の私たちもウレシイです。

現在、HPを作成中(半年くらいかかっていますが...)!

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約1年前から、UDC(アーバン・デザイン・センター)という都市デザイン・都市政策の勉強会に参加しています。その中で出てきた都市における再開発について。その一考察です。

郊外のショッピングモールがモータリゼーションの変化によって人気のある場所になって久しい訳ですが、実はかなりイベントや多種な教室が開催されていて、買い物以外の利用もできるソフト面での充実度も意外と大きい。しかしながら、その空間構成は、

「郊外のショッピングモール」 = 「商業施設+駐車場」
※目的と手段に対して余白がない空間構成。

そして駅前再開発ビルの王道は、
低層に商業エリア。中層にオフィスエリア。その上に住居エリア。

なぜ、このようなつくり方になるかというと、商業ベースでの駅前空間の構成が前提とした場合、なるべく街の歩行者の水平移動に近い位置に商業のエリアを持っていく必要がある為です。その結果、グランドレベルにおいて余白の無い建物ができやすい。そして上部には事業費を捻出するためのオフィスフロアや住居フロアを設ける。

しかしながら、これから迎える人口減少化時代においては、その余白を如何につくるかが大事なのではないでしょうか。建築単体においても維持費や耐震性の向上の為に減築という手法が選択肢としてあります。同じように、都市においても防災の観点や景観形成の観点からも今あるボリュームより小さいビルをつくることの選択肢がもっと出てきても良い。もちろん、事業費(特に既存建築物の解体)の捻出など難しい問題もあり、再開発のたびに建築の規模が肥大化していく流れがあるのですが、どこかでその連鎖を断ち切るシステムを考えないと...。

地方都市の駅前空間が郊外のショッピングモールとは異なる、魅力のある街になる為には、この余白をいかにつくれるかだと考えています。都市の中にいかに余白をつくるか。外部だったり、半外部・半内部のような空間だったり。そして、買い物や飲食だけの目的ではない時間の使い方ができる場所。今の福井駅前には、その魅力ある余白が少ない。

そんなことをイメージしながら作成した架空の再開発構想のボリューム検討です。この比較にある分棟案をみると明白なように、景観形成上も余白をつくると非常にスッキリ。そしてグランドレベルの余白には木々を植えたり、ポケットパークをつくることで魅力ある場所がうまれるのではないでしょうか。

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※よく、駅前は廃れればよいという乱暴な論もあったりしますが、
そうなると福井自体が廃れていくのではないでしょうか。

新しい価値。

2013年5月18日

この春より、仁愛短期大学で非常勤講師をしています。

今日、補講の出欠で試みをひとつ。
ルール:名前を呼ばれたら好きな果物で答えて下さい。

私:「〇〇さん~。」
生徒:「りんご!」とか、「ぶどう!」とか。

デザイナーは新しいものをつくり出すだけでなく、既存のモノとモノを組合わせて新しい価値をつくりだすことも大事なことをデザイナーを目指す生徒に伝えました。
今回は出欠と好きなものを聞くことをくっつけて、生徒との新しいコミュニケーションを図ってみました。横道それて時間短縮にはなりませんでしたが、結構、盛況。次は、好きなアイドルや出身地なんかでいこうかと思っています。

建築の設計でも、この考えは大事です。身近な所に意外な発見があったり、ひとつのモノを複数の視点からみたり、モノや用途を組合わせてみたり。

新しいモノをつくりたいとは、あまり考えないのですが、
価値があるモノ・価値がうまれるモノをつくりたいと、いつも考えています。

2月10日の座・タイムリー福井にてタビスル文庫を紹介して頂きました。
私もプロジェクトの事務局メンバーで、立上げから企画・運営まで関わっています。

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タビスル文庫は、福井県内外にある様々な施設・お店・グループと連携をとりながら家に眠っている本、裁断される本の有効利用を通して、人・文化の交流を図ることを目的としています。
2013年1月18日にスタートしたところ、反響もよく、本の提供や文庫宿の登録が相次ぎ、現在は文庫宿が20あまりに増え、県外にもできつつあります。このプロジェクトを一つのキッカケとして、人や地域の交流が深まっていくことを期待しています。

今、アベノミクスで経済が上向きになりつつあるようですが、この数年で間近に突きつけられた社会の色々な問題は深刻であり、好景気で解決されるものではありません。そのような社会状況を少しでも潤していくことが出来たらと本業の建築の設計とあわせて、まちづくりの活動をしています。

昨年も、空ビルの再生活用を様々な職種の人達とのチームで取組みました。
残念ながら、そのプロジェクトには今までの都会の経済流儀に基づいた計画が採用されてしまい、私達の提案は採用されませんでした。ですが、そこで目指したことは地方が抱える様々な諸問題に対して、解決のキッカケとなる一つだと考えています。

今後も社会的事業や空きビル・古民家の再生などに建築の設計、まちづくりの両面から関わっていきます。福井・社会を次代へとつなげていく為に。


2/18追記
先日、友人に言われました。

「建築家は家をつくって、街をつくって、コミュニティをつくるのが仕事だ」

ものすごく嬉しい言葉です。

ちょっと、いつもと違う話題を。

最近、仕事以外に行っていることが2つほどあります。
ひとつは、福井のクリエイターが集まった"FUCA"という団体。
もうひとつは、福井の駅前で「とりあえず何かしてみようか」という目的で集まった"きちづくり福井会社"という団体。

10月28日まで福井駅前で行われている"夢アート"というイベント。
このイベントに先の2団体も参加しており、
私も楽しい仲間とともに、夜な夜な企画会議や準備を重ねてきました。

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FUCAは"CRUCRUBUNKO"という、クリエイターが本を持ち寄った図書館。
27・28日には、その本のチャリティバザーを行います。

きちづくり会社が行っているのは"エキマエイロ"。
幾つかの空き店舗のファサードに、質問に答えるカタチで市民が付箋をはり、
アンケート結果が視覚化されつつ、街並みに彩りがうまれていく仕掛。

今週末は、私も駅前で本業の仕事をしつつ、両方のイベントにも参加します。
駅前が意外と楽しくなっているので、是非、皆様ものぞいてみてください。

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2月24日(金)は山口工芸(ハコア)のデザイナー・取締役の梅本氏の送別会。

梅本氏はHacoaがまだ生まれていない時に山口工芸に入社し、
市橋社長と二人で、その中心になりブランドを育てていった。

自分が初めて山口工芸さんを訪れたのは全国的に名が少しづつ知られ始めていた時で、
会長御夫婦・社長御夫婦+数人のまだ少ない人数ではあったけど、
これから先、大きく膨らんでいく熱気みたいなものを感じていました。

その熱気をつくり出していた中心人物のうちの一人、梅本氏がこの度、
御自身のブランド『スタジオ キイ』を
郷里の和歌山県で立ち上げるために山口工芸を退社することに...。

これからの御活躍を楽しみにしております。

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5月13日にチャリティ・ミーティングとしてパーティを行いました。
集まったのは、福井を拠点とするクリエイター、約100人。
皆がコダワリの逸品をもちより、バザーの商品として提供。

今回、実行委員の一人として参加しましたが、
ナニブン専門外のことばかり...。
自分の職能を活かせられる場面は皆無で、
他の委員の方たちには申し訳なく...。
あとは、店番と設営・撤収です。

近々、CRのサイトに商品がUPされます。
ちなみに私の商品はコレ。
座面がアルミ製。真夏以外は体の芯から冷えるので、体に悪いです。
でも、made in Italy。夏のチェアとしてどうぞ...。
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(撮影:ハセガワヒロシ ㈱真空ラボ)

バザーは今週末の5/21(土)・22(日)に呉服町のFLATキッチンで。
詳細はコチラ

震災について

2011年3月25日

先日、打合せの為、長野に向かう途中、
朝霧の中、反対車線には10台前後の消防車・レスキュー車・救急車が、
警告灯をまわしながら、連隊となって西へと帰っていった。
子供のころ、ワクワクしながら見ていた「西部警察」をイメージさせる登場に、
「ヒーロー」に対する感謝・感動の気持ちで胸があつくなった。
でも、自分は「ヒーロー」にはなれない。

最近、仕事の帰りに車を運転していると気づくのが、
コンビニやラーメン屋などの看板照明が消えていること。
今までは光の飽和状態だった夜の街が、「祈りの空間」に似た不思議な落着きをもっている。
エネルギーの垂流しが、貪欲な消費・飽き足らない欲望を支えていたけど、
この震災をキッカケに、エネルギーの有効的な活用、疲弊した生活が見直されている。
皆が「ヒーロー」になれないながらも「自分にできること」で社会を支えようとている。

自分の仕事は建築だ。建物を新築したり、改築したりすることで、
クライアントの新しいスタートの礎となる空間をつくりだす。
今までにも福井豪雨で家が倒壊した為に、依頼して下さった方がいる。
今回の震災は東北方面なので、直接的に私が建築に携わることはないかもしれない。
でも、今、目の前にある仕事を一生懸命することで、
建築業界も回り、クライアントも新しいスタートを切り社会が動いて行く。
そうして全てのものが未来へと繋がっていく。

まだ、具体的なことは見えていないけど、
「デザインでできること」を模索中。

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2010年11月12日

今日は、山口工芸(ハコア)で打ち合わせ。

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某プロジェクトの金物の出来具合や、
木の加工について市橋社長と話をしたが、
それ以外の話もズイブンと。

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このiponeカバーがカナリ売れているらしい...。
工場もフル回転。市橋さんもフル回転の中、ありがとうございました。

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帰りは、いつものコース。
朝倉氏遺跡を通り事務所へ。

写真の左すみに写っているのは、
プラド建築事務所の辻岡兄弟設計の「お野立て所」。

清々しい建築です。

当事務所のスタッフ 久永君が休暇をとって製作に励んだ照明装置。
美術科の川井さん、中村さんとの協動製作。

なかなか精度よく出来ております。

場所:福井大学文京キャンパス
17:00~22:00 点灯    12月27日まで 

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空調ざぶとん

2009年8月10日

快適!

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見た目は笑える...。

しかし、スピーナのエラストマーバックは、
この空調ざぶとんの為に考えられたのではないかというほどの機能性の融合。

背中を風が抜けます。

先日、事務所の鍵を忘れたので、スタッフが出社するまで福井新聞1Fにある喫茶店で進行中のプロジェクトのスケッチをして過ごす。

オーダーしたのはお気に入りのハチミツ入りのコーヒー。
季節メニューの為、メニュー表には無いにも拘らず、つくって頂けました(ココロヨク)。

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まず見た目が美しい。
沈殿した黄金色に輝くハチミツ。そして雲のように漂うミルク層にコーヒーの滓が漂う。
仕上げに上部にフタをするようにアワボコがのっている。
カフェインとハチミツのおかげで、朝からエネルギーを与えてくれるようなコーヒーでした。

言わせて頂きます。
「テイストもプロポーションもまさしくエルドラド級」

昨日はFor The Futureの小沢さんと打合せ。

この活動の今後を検討する中ででてきたキーワード「社会貢献をデザインする」。
個人・団体・企業が社会貢献をするにあたって、「お金を渡す」・「奉仕する」だけではなく、そこに付加される「もの」・「こと」をつくりだそうとすることも、その「デザイン」の一環です。
社会貢献の活動が個々の充実感(度)で終わるのではなく、「もの」・「こと」を通じた継続的なネットワークとして機能するシステムを構築することを検討しています。
今後、どのように進展していくのか...。

For The Future

2009年4月10日

昨日、Ajeeの小沢さんが代表をされているFor The Future のミーティングがあった。
これはバングラデシュに児童福祉施設を建てるプロジェクト。

このプロジェクトの面白い点は募金を募るボランティアでは無いところ。現地の人が生産する商品を日本で売って、その利益で施設を建設する。つまり、この活動が始まった時点で、バングラデシュの方の収入源が発生しているという、一石二鳥の活動である。

ミーティングでは、現在、販売しているジュートによる星型のマスコットに代わる商品や販売方法について意見を出し合った。
その中で出た、とあるプロジェクトの案。様々な業種を巻き込むことが期待できるかも...。

それにしても小沢さんは魅力的だ。皆を力強く引っ張るのではなく、のせてのせて流れをつくっていく。そして、これだと思ったコトに関しては、実現に向けて力強く動き出す。頼もしい...。


今月号の産業支援センター発刊 「月刊FLOM(フロム) 元気な企業のビジネス情報誌」のコーナー 「デザイナーの仕事場」に当事務所が掲載されています。目新しい情報(当事務所の)はありませんが、御一読下さい。

12日(木)は財団法人ふくい産業支援センター デザイン振興部主催の滝沢直己氏・宮永美知代氏による「日本のデザインとものづくり~宇宙での身体とコスチュームデザイン~」。
宮永氏による無重力状態での身体の変化の研究は興味深かったです。現時点では、まだまだ試行段階なのでしょうが、滝沢氏による服飾デザインがまだ「宇宙をイメージした」という表層的なデザインなのがちょっと残念...。でも、一流のファッションデザイナーとしての、新しい素材の使い方の事例やその手法には、技術者とは異なる可能性を感じました。プリーツプリーズ以上の革新的なファッションが生まれるのかも...。

13日(金)は㈱南陽主催でヤマギワの照明デザイナー山本氏による講習会。
基礎的なことから事例まで分かりやすく説明して頂く。今まで自分が知っていたことや経験してきたこととの、ちょっとした違いを理解できた。このちょっとの違いが専門家との違いであり、さすがに大きな効果を生み出している。

14日(土)は福井大学の学生が主催した建築家 西沢大良氏による講演会。
「現代建築のつくり方」として西沢氏の考える4つのポイントを軸に過去・進行中の作品を通して説明。ひとつひとつの言葉に重みがあり示唆に富んでいた。建築物としては頭より上の部分、一般的には余白やデットスペースとしての空間が、光を充満させた空間としていることが多い。ポイントの一つとして西沢氏が述べていた「魔術的」なものとして、その空間には近代物理学・社会が否定したエーテルが満ちているのかも知れない...。
業界に蔓延する「ホワイトキューブ」を「死に至る病」と称したのには、笑ってしまった...。

講演会等にはジャンルを問わず、興味深いものには出掛けております。
自分と異なる視点を知り、世の中の情勢を見ることは勉強になります。

チェア

2009年2月 5日

マルト・スタム S33 <トーネット>
キャンティ構造の元祖。意外と硬いので疲れます。
もう少し金属部に粘りがあれば良いと思うんだけど...。
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アクテュラム <ストッケ>
イスに座ることに骨格的に慣れていない日本人には合わないのかな...。
バリアブルも持っているけど、北欧のモノは173cmの体と机高72cmには大きすぎた。
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スピーナ <イトーキ>
日本人の為にデザインされたイスです。現在使用中。
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このスジで有名なアーロンは、プラスティッキーでマッチョなところが好きになれなかった。
(アーロン信者には悪いけど...。)
セダスやウィルクハーンはシンプルで、かなりカッコよいんだけど、高い。
車と同じでアメリカ製はどれもマッチョだし、機能美なドイツ製は高い。
そこで、国産を探してみると、発売されて間もないスピーナを発見。
その独特の機能がカタチに表れている所に引きつけられた。
色々な箇所が調整可能という訳ではなく、アクティブにパーツが動きます。

福井で試座できるところがなかったので、金沢のイトーキ営業所まで行って座ってみると、
他のイスとは違う座り心地に大満足。
そうこうしている内に、スピーナがグッドデザイン賞の大賞にノミネート。
これは今のうちに購入しなくてはミーハー買いになってしまうと考え、おととしの10月頃に購入。
大賞は逃したけど大満足です。

本当、スピーナいいですよ。値段も手頃だし。
試座したい方、どうぞお越し下さい。

今日は craftman Daidai のアサイチさんが来所。

色々な話をしましたが、独立1年弱のアサイチさんに、
独立8年の自分がちょっと先輩風吹かせて、営業の話などしてしまいました。
「良いものをつくってればお客さんが来る」なんてスタンスじゃなくて、
積極的に「私は良いものをつくっていますよ、と営業していかなくてはいけない」なんて、
当たり前のことを分かるのに、独立して何年も掛かった私と違い、
アサイチさんはもう分かっていたようです。

あとは、「感性は大事だけど、感性で人を説得することはできない」とか、
模型の話とか、要望の受け方と提案の仕方など、そんな取りとめもない話を互いにした。

アサイチさん、今後も良いお付き合いを...。