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震災について

2011年3月25日

先日、打合せの為、長野に向かう途中、
朝霧の中、反対車線には10台前後の消防車・レスキュー車・救急車が、
警告灯をまわしながら、連隊となって西へと帰っていった。
子供のころ、ワクワクしながら見ていた「西部警察」をイメージさせる登場に、
「ヒーロー」に対する感謝・感動の気持ちで胸があつくなった。
でも、自分は「ヒーロー」にはなれない。

最近、仕事の帰りに車を運転していると気づくのが、
コンビニやラーメン屋などの看板照明が消えていること。
今までは光の飽和状態だった夜の街が、「祈りの空間」に似た不思議な落着きをもっている。
エネルギーの垂流しが、貪欲な消費・飽き足らない欲望を支えていたけど、
この震災をキッカケに、エネルギーの有効的な活用、疲弊した生活が見直されている。
皆が「ヒーロー」になれないながらも「自分にできること」で社会を支えようとている。

自分の仕事は建築だ。建物を新築したり、改築したりすることで、
クライアントの新しいスタートの礎となる空間をつくりだす。
今までにも福井豪雨で家が倒壊した為に、依頼して下さった方がいる。
今回の震災は東北方面なので、直接的に私が建築に携わることはないかもしれない。
でも、今、目の前にある仕事を一生懸命することで、
建築業界も回り、クライアントも新しいスタートを切り社会が動いて行く。
そうして全てのものが未来へと繋がっていく。

まだ、具体的なことは見えていないけど、
「デザインでできること」を模索中。